ソニーは、FX6シネマカメラ用の新しいファームウェアアップデートをリリースした。5.0バージョンでは、アナモフィックレンズの1.5倍ディスクイーズ機能、モニター&コントロールアプリのサポート、呼吸補正機能でサポートされるレンズの追加などが追加された。
ソニーFX6は2020年に発表された人気のコンパクトフルフレームシネマカメラで、ネイティブ4K 1020万画素センサー、電子式可変NDフィルター、ISO800と12,800のデュアルネイティブISOを特徴としている。(レビューとラボテストのセンサーテスト)ソニーは本日、FX6を5.0ファームウェアアップデートで更新した。アップデート後はContent Browser Mobileアプリでモニタリング機能が利用できなくなるため、全機能を利用するにはMonitor & Controlスマートフォンアプリ2.0以降(無料)をインストールする必要がある。
ソニーFX6ファームウェア5.0: アップデート一覧
- ニュープリセット709toneベースルック(放送用)のサポートを追加
- ビューファインダーとHDMI出力の両方に1.5倍のデスクイーズ設定を追加する
- モニター&コントロールアプリのサポートを追加:
- 波形およびヒストグラム表示
- フォルスカラーおよびフォーカスマップ
- 表示解像度1024×576でのモニター表示
- マルチマトリックス補正機能使用時のエリア表示設定に対応した。
- 3D LUTソフトウェア使用時の画質向上
- SDI出力に23.98PsF(プログレッシブ分割フレーム)対応を追加
- ブリージング補正機能対応レンズ(SEL100400GM、SEL200600G)の追加
- リアルタイム追尾オートフォーカス機能において、マルチセレクターでフォーカスターゲットを選択できるようにした。
- ステータス画面に以下の設定を追加:
- メディアステータス画面のフォーマットメディアAまたはメディアBの設定
- ネットワークステータス画面の無線LAN、有線LAN、モデムの設定
- ユーザーベースルック使用時およびターゲットディスプレイをHDR(HLG)に設定した場合のマトリックス/マルチマトリックスの調整範囲を改善する。注)Ver.4.0以前とは設定値への影響が異なる。Matrix、Multi Matrixの設定を使用している場合は、範囲を再調整すること。
アップデートのダウンロードはこちらから。詳しくは、こちらのソニーFX6 5.0ファームウェアアップデートサイトを参照のこと。